クラウドコンフィグレーション機能が優れているOBiHai TechnologyのATAだが、日本の既存電話機の環境下で使用するのにCallerID(ナンバーディスプレイ)が表示されないという問題があり、これを解決してもらうべくOBi社へ働きかけを行っている<デバイスの日本仕様改良をOBiHai Technologyに鋭意依頼!(2)>のだが、この件についてシリコンバレーの技術スタッフより朗報があった。
「何とか表示ができるようになったと思うので、そちらでチェックしてくれないか」とのこと。ざっとメール内容に目を通すと、チェックする項目があれやこれやとある。
まずは私事務所にて設置している数台のOBiにアクセスしてもらい、ファームを専用のものへ書き換えてもらう。”Done!!”という、連絡を受け、さっそくコンフィグレーション画面へとアクセスすると、Phone Port Settingsにこれまでになかった”NTT(Japan)”が選べるようになっている!これを選び、その他Polarity Settingsも”Opposite”にするなどしてSave。念のためデバイスを再起動した上で、日本SANYO社製の旧型電話機を接続して電話をかけてみた。
おーっ、やった!番号がきちんと表示されている!さすが~!
じつはこの電話機は、かなり旧式のもので日本のナンバーディスプレイの技術基準がかなり初期のもの。Grandstream社のATAでも日本のナンバーディスプレイを表示させることができなかったものだが、OBiの技術スタッフはそれを可能にした。これはすごい!
つぎに、現行の技術基準のSHARP社製FAX電話機に接続して再度電話をかけてみた。
圧圧験憶抗※ ・・・ 文字化けしてるではないか!?
現行の日本の電話機は、当然ながらJIS規格のフォント表示が可能となっている。エンコードの問題で、表示電話番号がすべてMisconversionとなっているというわけだ。一筋縄ではいかない。。。
その他の依頼されているチェック項目をすべて行い、文字化け問題を解決してもらう依頼とともに技術スタッフへとフィードバックした。
彼も、「日本はとことん”Isolationism”だ」という。同感。本当にガラパゴスだ。近年は、やっと携帯電話がスマートフォン化して、基準がグローバリゼーションしつつあるが、実際は世界基準に合わせざるを得なくなってきて、渋々追随しているだけなので、足並みはまちまちだしスピードも遅い。そんな愚痴を聞いてもらったりした。。。
でも、シリコンバレーの技術スタッフのReplyも、決してスピードが早いわけではない。もちろんこれは口にしなかったが。 悩ましいところだ。。。
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