色々な方から受けるトラブル相談で、「最近Chromeが遅くて…」っていうのがある。なかには、「設定でキャッシュをすべてクリアしてみたんだけど、それでも改善されない」と、努力された上で相談される方もおられる。これは、Chromeのキャッシュクリアのことで、ブラウザ右上の、 設定(三本線) → ツール → 閲覧履歴を消去 → ポップアップの「キャッシュ」にチェック → 閲覧履歴データを消去する を行ってみたということであるのだが、結果は未改善だということだ。 
Google Chromeはシンプルで、表示スピードが早いブラウザであることから利用者が増えたが、他のブラウザとは違った、いわゆる「クセ」のようなものが少なくない。
上記のキャッシュクリアについてもそうで、上述の手順では、実は完全にキャッシュをクリアできていないのだ。 私も時折、Chromeのキャッシュに戸惑わされることがある。そこで講じる手段を紹介する。 Chromeのキャッシュを完全消去する方法である。
WindowsとMacとでは、フォルダの位置が異なるので、それぞれ記載する。
■Chrome キャッシュ完全消去 – Windowsの場合
C:Users(ユーザー名) Local Google Chrome User Data Default Cache
の中身をすべて削除する。
＜手順＞
アクセスするためには、隠しフォルダ、拡張子を表示させる必要がある。まずはエクスプローラー を起動して、メニューバー の中から [表示] をクリックし、ツールバーを表示させる。 
上記の2箇所を確認。
C:Users(ユーザー名) Local Google Chrome User Data Default Cache へとアクセスし、Cacheフォルダの中身すべてをゴミ箱へ。
■Chrome キャッシュ完全消去 – Macの場合
(ユーザー名) Library Caches Google Chrome にある
・ PnaclTranslationCache の中身
・ Default Cache の中身
・ Default MediaCache の中身
をすべて削除する。
＜手順＞
Library(ライブラリ)フォルダは隠しフォルダなので、通常では表示されていない。
Finderにアクセスして、メニュバーの「Go(移動)」をクリック。そしてOPTIONキーを押す事で、「Library(ライブラリ)」が出てくる。
そのまま、Caches Google Chrome Default Cache へとアクセスし、Cacheフォルダの中身すべてをゴミ箱へ。
さらに、MediaCacheフォルダの中身すべてと、PnaclTranslationCacheの中身すべてもゴミ箱へ。
以上で、Chromeのキャッシュを完全に削除したことになる。 なお、システム領域を触ることになるため、自己責任にて。
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