いまだにタブレット端末を所有していない状態の私であるが、今回タブレット端末をサイト開発環境テスト用として、Oracle社のVirtualBoxでAndroid 4.4.2 の仮想環境を作ってみた。 VirtualBoxにAndroid OSをインストールする方法については、各所にて詳しく解説されているのでここでは省略するが、環境テスト用としてPC上に、Androidタブレットを仮想的に稼働させ、十二分に事が足りた。 そこでついでに、SIP電話アプリのCSipSimpleをインストールして、仮想環境でもAndroidタブレットが、電話機としても使えるかどうかを試してみた。ちなみにPCはMacBookProである。
まったく問題なく使えるようだ。内線・外線ともに着信も発信も通常通り可能である。SIPの環境テスト用としても使えるようだ。 この仮想Androidタブレットであるが、Macで使用する場合、ちょっとした設定変更を行った方が、使用しやすくなるようなので、以下に紹介する。
- 仮想Androidをしばらく放置すると、スクリーンが真っ黒になって戻らなくなってしまう。
VirtualBoxのメニューより、 仮想マシン(Machine) > ACPIシャットダウン(Host+U) を選択することで、画面が回復する。
- ショートカットに割り当てられている “Host(左コマンド)キー” の操作がうまくいかない。
VirtualBoxにてデフォルトで割り当てられているHostキーは、Macの左Commandキーとなっているが、高頻度で使用する左Commandキーなので、ついつい押下して誤作動させてしまう。そのため、Hostキーを別キーに割り当てる。ここでは、右Commandキーへの変更例を示す。
VirtualBoxのメニューより、
VirtualBox > 環境設定 を選択する。 入力(Input) > 仮想マシン(Virtual Machine)
にて、Hostキーのコンビネーションを、左Commandから右Commandに変更する。(この際、すぐに[OK]ボタンを押下せず。一旦どこか別の枠をクリックしてから[OK]ボタンを押す。)
また、
キーボードの自動キャプチャー
のチェックボックスも外しておく。
これで、上述のACPIシャットダウン(Host+U) も、右Command + Uにて行える。また、マウスのインテグレーション(Host+I)についても、右Command + Iとなるので、誤作動がかなり軽減する。
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