新プロダクトOBi200にNTT光、FUSION IP-PHONE SMART、Google Voiceを登録

jpeg先月リリースされたばかりのOBi200は、縦横約7cm・高さ約2.5cmと、手のひらにも余る超ミニサイズのATAだ。これに、NTT光電話、FUSION IP-PHONE SMART、そしてGoogle Voiceのアメリカ電話番号が利用できるように設定し、非常に便利かつ節約できる電話の仕組みを作ってみた。
ちなみに今回は、このOBi200以外のデバイスは基本的に一切使用しない。IPPBXも使わない。簡単ですぐにできてしまうロケフリ電話だ!

必要なものはOBi200と、スマートフォン、インターネット環境、一般アナログ電話機、そしてPC、以上だ。因みにPCについては、なければスマートフォンでも構わない。それと、スマートフォンは今のところAndroidバージョンのアプリケーションのほうがが安定しているようなので、できればAndroid端末がおすすめだ。

connect_obi_jp
1. まずOBi200をLANケーブルにてインターネット接続させる。そして家庭で使われる一般電話機を接続し、電源を入れる。

OBi200pr2

最初はOBi本体のLEDは赤が点滅するが、しばらくすると緑色に変わる。接続設定は以上。簡単だ。

2. 次に機器の設定を行う。PCでOBiのセッティングを行うのだが、OBiTALKという専用設定ポータルサイトも用意されている。そこで機器登録、電話関連の登録を行うのだが、今回この詳細内容については省略する。

この辺りはどうしても若干知識が必要になる。なのでtciskFACTORYでは、事前に設定したものをご提供できるようにしている。また、ご購入後の登録電話番号の追加・変更・解除といった設定も依頼を承ることができる。設定済みを購入された場合は、2.から4.を飛ばし、5.の手順で完了となる。

3.  OBiTALKのアカウントを開設したら、まずOBi200のデバイス登録を行う。DashboardのAdd Deviceをクリックし、あとは表示の手順通りに行う。

OBiTALK  tkF OBi200  2

4. 次はService Provider(SP)の設定を行う。OBi200はこんなに小さいのに4つのSPを収納することができる。SP1からSP4の右側にあるギヤ型の設定アイコンをクリックし、これもあとは表示の手順通りに行う。SPの情報さえあれば難しくはない。
私は、SP2にNTT光電話の内線、SP3にFUSION IP-PHONE SMART、SP4にGoogle Voiceを収納し、SP1には格安ITSPの12VOIPを登録しておいた。これで、OBi200は、NTT光電話、FUSION SMART、Google Voiceそれぞれの電話番号で電話を掛けることも、掛けてもらうこともできる。おまけに、こちらから電話を掛ける際は、場合によっては無料通話できる12VOIPを使うなどして、安く上げればいいというわけだ。

mzl.mmxodkrz.320x480-755. 次はスマートフォンの設定だ。設定といっても、こちらは非常に簡単。まず端末に「OBiON」アプリをダウンロードする。フリーウェアだ。あとはログインID、パスワードを用いてログインするだけ。これでOBi200がスマートフォンのゲートウェイとなる。

以上で設定完了。さっそくスマートフォンから電話をかけてみる。

まずゲートウェイであるOBi200をコールする。直接番号入力するならば、「**9XXXXXXXXX」(XはOBi200本体裏に記載されているOBIi番号)であるが、Speed Dialsの中にすでに表示されているので、そちらをタップすることでもコールすることができる。

オートアテンダントにより、ガイダンスが流れる。
“Welcome to OBi Attendant. Main menu; Press 1 to continue this call. Press 2 to make a new call, Press 3 to enter a called back number.”(OBiアテンダントにようこそ。メインメニュー。このままコールする場合は1を、別の電話を掛ける場合は2を、電話をかけ直させる場合は3を押してください。)

そのまま1を押すと、OBi200に接続されている電話機がコールされるわけだ。

2を押すと、”Enter number followed by the # key.”(相手先の電話番号を入力して、最後に#を押してください。)とガイダンスが流れる。電話番号を入力するのだが、ここで入力した番号は、OBi200のSP1からSP4のうちの、デフォルトに設定してあるSPよりコールアウトされる。任意で選んでコールアウトしたい場合は、まずSP番号を数字を*2回に続けてプッシュする。例えば私の設定であれば、「**1XXXXXXXXX」で12VOIPより電話を掛け「**2XXXXXXXXX」でNTT光電話より電話を掛け、「**3XXXXXXXXX」でFUSION IP-PHONE SMARTより電話を掛け、「**4XXXXXXXXX」でGoogle Voiceより電話を掛けることになる。このように選択することで、電話をかけるITSPを使い分けることができるわけだ。

3を押すと、同じく”Enter number followed by the # key.”(相手先の電話番号を入力して、最後に#を押してください。)とガイダンスが流れる。こちらは、コールバックさせる電話番号をいれて、最後に#をプッシュする。そのまま電話を切ると、先ほど入力した電話番号宛に、OBi200が折り返し電話をかけてくる。

簡単にではあるが仕様紹介をしてみた。
それにしても、OBi1台だけでゲートウェイ化してここまで出来てしまうと言うのは素晴らしい。

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