「いまさら音声電話か〜」と侮るなかれ! 知らぬは損となる クラウド電話API “Twilio”

新年あけましておめでとうございます。

・・・ということで、お年賀の代わりになるかどうかはさておき、アメリカで大きく着目されているクラウド電話システムのTwilioを使って、開発テストも兼ねた簡単なデモサイトを作って公開し、知人やお世話になっている方々へ紹介してみた。

tkF s PHONE SYSTEM w  TWILIO  DEV VER.この臨時特設ウェブサイトへアクセスし、ブラウザ上にて電話番号を入力することで、世界各国どこにでも電話がかけられるというものだ(しかも無料で!クラウド電話の仕組みを、誰もが簡単に体験していただけるのは、やはりこの形でなきゃ〜。)

Skypeの普及で、今日日はパソコンを用いて、インターネット経由で通話するという行為自体に違和感は薄れてきているのかもしれない。昨今はスマートフォンのシェアが増えたことで、FringやViberといったVoIPサービスも有名だ。そして日本では、和製アプリLINEも、通話機能を有するサービスであるという意味では、Skypeと同類になるだろう。いずれのサービスも、各ウェブサイトへアクセスし、自身のアカウントを作成して、専用のアプリケーション(ソフトウェア)をダウンロード及びインストールすることで、はじめて利用できる。通話をする相手も同様に、アカウント取得からインストールまで行っておく必要がある。

だがこのTwilioは、そのような事前準備は一切必要ない。何しろ、かれこれ200年以上も前の19世紀後半より、誰もが使っている「電話」に接続するのだから。それも、普段使っているインターネットブラウザで!

ウェブサイトを見ながら、ポチっとボタンを押すのと同じ感覚で、電話がかけられると言うのは、特に日本ではまだまだ馴染みが薄いが、非常に便利だ。広告効果的な見地でも、インターネットブラウジング中に気になる商品があって、ボタンひとつですぐに電話をかけられるというのは、ユーザにとっても欲求満足度が増すし、すなわち購買率が上がるといえる。また、このTwilioはAPI提供がされているので、プログラミングによって結構自在にカスタマイズ、コントロールが可能。クラウドなので設備は一切必要ない。こういったところは、中小規模レベルの事業者にとっては嬉しいところだ。

私はこのTwilioを、「とんでもなくフレキシブルな、非常に便利で楽しいシステム」と思っている。・・・とにかく触って使ってみてなんぼのところだろう。日本では昨年より、KDDIウェブコミュニケーションズ社が業務提携の上、サービス提供を行っている(Twilio for KDDI Web Communications)。

この臨時特設ウェブサイト自体は、本家アメリカTwilioのトライアルアカウントを利用の上作成しているため使用期限があるが、それまでいろいろ試して見ようと思う。

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