オンラインクレジット決済の仕組みが大きく変わりつつある

creditreaderここのところ、日本で次々とサービス開始され始めているオンラインクレジット決済。PayPalの「PayPalHere」、楽天の「楽天スマートペイ」、「Coiny」、そして米国・カナダで展開中の「Square」が三井住友カードと提携して日本進出してきた。

いずれもタブレットやスマートフォンに専用のアプリをインストールし、イヤフォンジャックにクレジットカードを読み込む(スワイプする)リーダーを挿して使う。
PayPalHere、楽天スマートペイは、基本的にリーダーを購入する必要があるのだが、Coiny、Squareは無料で提供してくれる。いずれも決済手数料が3%少し必要。初期費用や月額費用は無料だ。(ただしPayPalHere、楽天はリーダーを購入する必要があるので、それが初期費用となる。)

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私、実はPayPalHereがリリースされた直後、方々のSoftbankショップへ回ったのだがどこもかしこも売り切れで(入庫台数が少なすぎる?)、入荷予定も不明との返答。でも夏前にSquareの日本参入のニュースを知って、PayPalHereはもういいや、ということになっていたのだ。米国での実績や日本国内の提携先背景を鑑みてSquareにアカウント開設し、銀行口座や諸々のIDドキュメント申請を行って、直接リーダーを送ってもらったのだが、約1週間程度で手元に届いた。
(Squareに関しては、さすが三井住友と提携した強みなのか、リーダーをコンビニのローソンやApple Storeでも980~1000円で入手可能で、購入後に1000円のキャッシュバックを受けることができる。つまり、980円で買ったら20円得するわけだ!)

SquareはAmerican Expressが利用できないというのが現状残念なところだが、これはAMEXが日本国内のオンライン決済システムを、日本のJCBに相乗りしているからのようだ。ちなみにJCBはまだこの類のクレジット決済に疑心的なようで、現状は参入していない。ま、時間の問題だけだと思うが。ちなみにCoinyは、Season Cardが使えるので、セゾン系AMEXであれば使えるようだ。あと、欲を言えばもう少し手数料が下がってくれれば…、せめて2%台に。Squareは日本では3.25%だが、米国では2.75%で提供されている。

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ところで、本当はもっと気になるクレジット決済がある。
「決済手数料のかからないオンライン決済システム」のSpikeだ!

Metaps Pte Ltd.という、シンガポールが本拠地の会社で、C.E.O.はKatsuaki Satoさんという日本人だ。初期費用や月額費用は無料。そしてさらに、決済手数料が0%!どこで儲けるのだろう、って不思議になる。

「メールやクラウドやアプリケーションのように、この領域も「フリーミアム化」していくと考えてビジネスモデルを組んでいます」とSatoさんは言っているようだ。いわゆるGoogle的な広告ビジネスモデルなのか、それともAmazon的なマーケットプレイスモデルで、仮想通貨として使わせるのか?

Spikeはその辺りはまだベールに包まれたままのようだ。現状はサービスもクローズドβ版となっており、招待制になっている。

どうなるのか…、面白そうで目が離せない!

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