Apple社・Mac発売30周年のファン語録ビデオ … PR手法を学ぶ

Apple Mac 30周年 Mac信者たちの賞賛ムービー
http://www.youtube.com/watch?v=Xp697DqsbUU

Macでないとできない、ってわけじゃないはずなのだけど…。
でも、Apple社のPR手法は、わかりやすい重厚長大型で、いつも感服する。

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The Mac 30 http://www.apple.com/30-years/

  • プロパゲーションには、イメージ作りが大切。
  • 「伝える」のではなく、「伝わる」ことが重要。
  • 自然発生的。

因みに、一般的にPR = 「広告」 と思われがちだけど、これは間違い。正しくは「宣伝」である。よく「広告宣伝」というふうに、ひとくくりにされがちだけど、これを同一にして考えるのはかなり無理がある。Apple社の打ち出しは、「宣伝」になるだろう。

”Apple”, ”Mac”といった、社名や商品のブランディング、雰囲気に重きを置き、自らが発信することを控え、代わりに第三者に語ってもらい、そしてファン化して、あとは話題の自然発生を誘発させる。ここまで行けば、倍々ゲームのように情報は増長の一途をたどる。

PRという言葉自体、”Public Relations”の略であり、世間で言う「広告代理店」ではなく、「PR会社」と呼ばれるところが取り扱うのが通常だ。広告会社であることに変わりはないが、広告代理店とは違った思考やアプローチで、商品や会社の名前や評判自体を、効率よくパブリック(大衆)にプロパゲーション(伝播)させていく手法を考え、実行していく。

こういった手法は、そうたやすくできるものではない。そして、われわれ日本に居る者にすれば、さすがアメリカ~と言わざるをえない部分もある。だが、これまで「広告」と「宣伝」を同一視していた方は、ちょっと見方を変えてみて欲しい。そうすると、また違ったアプローチが発見できるかもしれない。

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